3行まとめ
このテーマをもう少し広げて見るなら、iPadOS 27をWWDC26後に確認:Siri AI、対応iPad、企業管理で見る導入条件 と Xcode 27 betaはApple silicon Macで確認:Swift 6.4とiOS 27 SDKの実務チェック も合わせて確認してください。Time AllowancesはiPhoneだけでなくiPad利用にも関わるため、家庭と管理導入の両面で確認できます。
Entertainment、Games、Social Mediaなどのカテゴリ単位で、子どものアプリ利用時間を管理しやすくする機能として発表された。
App Store Connectのカテゴリやソーシャルメディア機能の申告が、Time Allowanceカテゴリや年齢レーティングに関係する。
2026年7月の質問票更新、9月以降の申告必須化、秋の正式提供後の実機確認を分けて見る。
発表直後の段階では、保護者の設定手順と開発者の申告要件を混同しないことが重要です。
- Appleは2026年6月8日、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27向けの新しい子ども向け安全機能として、Time Allowances、Ask to Browse、Schedules、再設計されたScreen Timeなどを発表した。
- Time Allowancesは、Entertainment、Games、Social Mediaなどのカテゴリ単位で子どものアプリ利用時間を管理しやすくする機能として説明されている。ただし、正式な設定手順は秋のソフトウェア更新後の確認になる。
- 開発者側では、App Store Connectのカテゴリ設定と年齢レーティング質問票が関係する。2026年7月に質問票更新、2026年9月からソーシャルメディア機能の申告が提出時に必要になる予定だ。
AppleのWWDC26当日発表で、子ども向け安全機能が一段具体的になった。この記事では、Apple NewsroomとApple Developer Newsで確認できる範囲に絞り、保護者が見るべき設定項目と、アプリ開発者がApp Store Connectで見直すべき申告項目を分けて整理する。
まず押さえたいのは、Time Allowancesが単独の「時間制限アプリ」ではなく、Screen Time、Child Account、App Storeの年齢レーティング、アプリ側のカテゴリ申告とつながる仕組みとして発表されている点だ。家庭側だけでなく、アプリ提供側の情報もTime Allowanceカテゴリに影響する。
なお、本稿は2026年6月9日 JST時点の公式情報に基づく。Appleは新機能について、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27のScreen Timeアップデート後に利用可能になり、機能は変更される可能性があるとしている。最終的な画面手順は正式提供後に確認したい。
WWDC26当日に発表された子ども向け安全機能の位置づけ
子ども用アカウントを前提に、年齢に応じた体験と保護者の管理をつなげる土台になる。
子どもが新しいコンテンツや場所へ進む前に、保護者の判断を挟みやすくする。
子どもがいつ、どのカテゴリのアプリに時間を使えるかを管理しやすくする。
一日の予定や時間帯に合わせて、アプリ利用の区切りを作る機能として読む。
既存の利用状況、制限、許可、コミュニケーション管理を見直す入口になる。
開発者がカテゴリ、ソーシャルメディア機能、年齢レーティングを確認する場所になる。
Time Allowancesだけを単独で見るより、Child Account、Screen Time、App Store Connectと合わせて読むと影響範囲が見えやすくなります。
Apple Newsroomの発表は、子どもが何を見られるか、誰と連絡できるか、いつアプリへアクセスできるかを保護者が管理しやすくする、という大きな整理で書かれている。Time Allowancesはその中の「いつアプリへアクセスできるか」に関わる機能だ。
Time Allowancesは何のための機能か
Time Allowancesは、子どもがアプリに費やす時間をカテゴリ単位で管理しやすくするための機能として発表された。Appleが例示しているカテゴリはEntertainment、Games、Social Mediaで、保護者は子どもの年齢に応じた目安を出発点にしながら、家庭ごとに設定を調整できる。
ここで大事なのは、Time Allowancesが「特定のアプリを1つずつ手作業で制限する」だけの話ではないことだ。Apple Developer Newsでは、Time Allowance categories are different from categories for user discovery on the App Store、つまりApp Storeでアプリを探すためのカテゴリと、Time Allowancesで使われる分類は同一ではないと説明されている。
根拠
Apple Newsroomは、Time Allowances、Ask to Browse、再設計されたScreen Timeを秋のソフトウェア更新で提供予定の子ども向け安全機能として紹介している。Apple Developer Newsは、Time AllowancesがiOS 27、iPadOS 27、macOS 27以降で、Entertainment、Games、Social Mediaなどのカテゴリにまたがって子どものアプリ利用時間を管理するものだと説明している。
注意点
この段階で、実際の設定画面や日本語表示、国や地域ごとの利用条件まで断定するのは早い。Apple自身が「features are subject to change」としているため、記事執筆時点では、公式発表で確認できる設計意図と開発者向け申告の方向性を中心に読む。
保護者向け機能と開発者向け要件を分けて読む
保護者にとってのTime Allowancesは、子どものアプリ時間を柔軟に管理するための入口だ。一方で開発者にとっては、自分のアプリがどのTime Allowanceカテゴリに入るか、Social Media機能を持つか、13歳未満向けにどう扱うかを見直す入口になる。
同じ発表でも、見るべき資料は少し違う。
| 読者 | まず見る場所 | 確認すること |
|---|---|---|
| 保護者 | Apple Newsroom、Apple Child Safety、Apple Support | Child Account、Screen Time、Time Allowances、Schedules、Ask to Browse |
| 開発者 | Apple Developer News、App Store Connect、関連APIドキュメント | カテゴリ、年齢レーティング質問票、Social Media機能、Declared Age Range API |
| 学校・法人端末の管理者 | Apple Newsroom、MDM/管理資料の更新 | 子ども向け機能と管理ポリシーの関係、正式リリース後の制御項目 |
評価基準
家庭ユーザーは「秋のアップデート後に、自分のFamily SharingとScreen Timeで何を設定できるか」を中心に読めばよい。開発者は「自分のアプリがTime Allowanceカテゴリにどう分類され、9月以降の提出時に何を申告するか」を中心に読む。
確認項目
両方に共通する確認軸は、年齢だ。保護者側ではChild Accountや子どもの年齢に応じた保護が関わる。開発者側では、年齢レーティング、13歳未満向け機能の無効化、Declared Age Range APIの利用が関わる。
保護者はTime Allowancesで何を管理できるようになるのか
正式提供前の段階では、細かな画面手順よりも、既存設定と新しいカテゴリ管理の関係を整理しておくのが現実的です。
Appleの説明を見る限り、Time AllowancesはScreen Timeの既存機能を置き換えるものではなく、カテゴリ単位の時間管理をわかりやすくする追加要素として読むのが自然だ。既存のScreen Timeには、利用状況の確認、Downtime、App Limits、Always Allowed、Communication Limits、Content & Privacy Restrictionsなどがある。
カテゴリ単位の時間管理
Apple Newsroomは、Time AllowancesでEntertainment、Games、Social Mediaなどのカテゴリに対して境界を設定できると説明している。さらに、子どもの年齢に応じたガイダンスを出発点として、保護者が家庭に合わせて調整できるとも説明している。
従来のApp Limitsでもアプリカテゴリ単位の制限は可能だったが、Time Allowancesは「子ども向け安全機能」全体の文脈で、年齢に応じた目安やSchedulesと組み合わせて説明されている。つまり、単純なタイマーではなく、家庭の一日の流れに合わせて考える機能として打ち出されている。
| 機能 | 主な目的 | 管理単位 | 2026年6月9日時点で言えること |
|---|---|---|---|
| Screen Time | 利用状況を見て制限を管理する | 端末、アプリ、カテゴリ、通信、コンテンツ | 現行Supportで手順が確認できる |
| App Limits | アプリやカテゴリに時間制限を置く | アプリまたはカテゴリ | 既存機能として提供中 |
| Time Allowances | 子どもの年齢を踏まえたカテゴリ別の時間管理 | Entertainment、Games、Social Mediaなど | iOS 27/iPadOS 27/macOS 27以降で提供予定 |
| Schedules | 時間帯や曜日ごとにアクセスできるアプリを管理する | 時間帯、曜日、アプリ | 新機能としてNewsroomで説明 |
| redesigned Screen Time | 利用状況や調整を見やすくする | 子どもの利用状況、最も使うアプリなど | 秋のソフトウェア更新後に確認 |
根拠
Apple Newsroomは、Time Allowancesがカテゴリ単位の境界を設定する機能で、Schedulesが「いつ、どのアプリにアクセスできるか」を管理する機能だと説明している。Apple SupportのScreen Time記事は、現行機能としてDowntime、App Limits、Always Allowed、Communication Limitsなどの整理を載せている。
条件
家庭で実際に使うには、Child Account、Family Sharing、Screen Timeの管理状態が重要になる。Appleは子ども用アカウントについて、13歳未満では必要、18歳まで利用可能とNewsroomで説明しているが、アカウント作成の最低年齢は国や地域で異なる可能性があるとも注記している。日本での具体的な見え方は、正式提供後にAppleの日本向けSupportページで確認したい。
SchedulesとScreen Time再設計の違い
Schedulesは、子どもがどの時間帯にどのアプリへアクセスできるかを管理する機能として説明されている。例えば、学校の時間、食事の時間、就寝前など、家庭内で集中したい時間を考えるときに関係する。
一方、再設計されたScreen Timeは、子どもの平均利用時間やよく使うアプリを把握し、その場で調整しやすくする方向だ。Appleは、必要に応じてアクセスを一時的に制限したり、子どもがアプリ内で作業を終えるために少し時間を延長したりできる例も出している。
注意点
Time Allowances、Schedules、Screen Timeの言葉を混ぜるとわかりにくくなる。この記事では次のように分けて読む。
- Time Allowances: カテゴリごとの時間の目安と境界
- Schedules: 時間帯や曜日ごとのアクセス管理
- Screen Time: 利用状況の把握、既存の制限、調整の入口
- Ask to Browse: Safariで新しいWebサイトにアクセスする際の保護者承認
確認項目
正式リリース前に家庭でできる準備は、今のScreen Timeがどう使われているかを棚卸しすることだ。Child Accountを使っているか、Screen Timeパスコードを管理しているか、DowntimeやApp Limitsがすでに設定されているかを見ておくと、秋の更新後に差分を理解しやすい。
家庭で最初に確認すること
Time Allowancesそのものの手順はまだ正式なSupport記事として固まっていない。だからこそ、いま確認するなら「新画面を予想する」よりも、既存の土台を整えるほうが現実的だ。
確認項目
- 子どもがChild Accountを使っているか
- Family Sharingで保護者が管理者として設定できる状態か
- Screen Timeが有効で、保護者がパスコードを把握しているか
- 子どもの端末がiOS 27、iPadOS 27、macOS 27へ更新予定か
- App Limits、Downtime、Always Allowed、Communication Limitsの現在の設定を家族で説明できるか
- App Storeの年齢制限、購入制限、Webコンテンツ制限が家庭の方針に合っているか
下振れ
正式リリース前に、非公式な画面画像やベータ版の挙動だけで家庭ルールを決めきるのは避けたい。子ども向けの設定は、OS更新、地域設定、Apple Accountの年齢、保護者の承認導線に左右されやすい。最終的にはApple Supportの更新と実機の設定画面を見てから調整するのが安全だ。
App Store Connectで開発者が確認すべき分類
- 1GamesまたはEntertainmentか
プライマリカテゴリまたはセカンダリカテゴリに選んでいる場合、対応するTime Allowanceカテゴリに分類される可能性を見る。
- 2Social Media機能があるか
カテゴリ名ではなく、投稿、共有、ユーザー間交流などの機能実態で確認する。
- 3年齢レーティングに影響するか
Social Media機能ありと申告した場合、最低13+の扱いになり得る点を確認する。
- 42026年7月の質問票を見る
App Store Connectの年齢レーティング質問票更新後に、申告内容を実際の項目で見直す。
- 52026年9月以降の提出に備える
アップデート提出時に必要な情報を、カテゴリ、機能、国や地域の条件と合わせて整理する。
開発者側では、Store上の見せ方、アプリ内の機能、年齢レーティング質問票を別々に確認する必要があります。
Time Allowancesは保護者向け機能に見えるが、開発者にも影響する。特に、Entertainment、Games、Social Mediaに関わるアプリは、自分のアプリがどのTime Allowanceカテゴリに入るかを見ておきたい。
EntertainmentとGamesはカテゴリ申告が影響する
Apple Developer Newsによると、EntertainmentまたはGamesをApp Store Connectのプライマリカテゴリまたはセカンダリカテゴリに選んでいるアプリやゲームは、対応するTime Allowanceカテゴリに分類される。
これは、App Store上でどのカテゴリとして見せるかが、子どものTime Allowancesにも関係するということだ。娯楽系アプリ、動画アプリ、ゲーム、ゲーム要素を持つ教育アプリなどは、カテゴリ設定を一度見直しておきたい。
根拠
Apple Developer Newsは、Entertainment and Gamesについて、App Store Connectで提供した情報に基づいてTime Allowanceカテゴリへ表示されると説明している。GamesまたはEntertainmentがプライマリ/セカンダリカテゴリに選ばれている場合、対応するカテゴリに分類される。
確認項目
- App Store Connectのプライマリカテゴリ
- App Store Connectのセカンダリカテゴリ
- iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Proなど複数プラットフォームでカテゴリが揃っているか
- 子ども向け利用が想定される機能とカテゴリ説明にズレがないか
- 2026年9月以降にアップデート提出予定があるか
Social Mediaはカテゴリ名ではなく機能で見られる
Social Mediaはさらに注意が必要だ。Apple Developer Newsは、Social MediaのTime Allowanceカテゴリは、App Store Connectで選んだカテゴリ名ではなく、アプリやゲームがソーシャルメディア機能を提供しているかで判断されると説明している。
ここでいうソーシャルメディア機能は、ユーザー生成コンテンツをソーシャルフィードや類似の発見方法で再配布、増幅、相互作用させ、多くのユーザーに見えるようにする能力を含む。つまり、App Storeの発見用カテゴリがSocial Networkingでなくても、機能として該当する可能性がある。
評価基準
次のような機能を持つアプリは、Social Mediaの申告対象になる可能性を見ておきたい。
- ユーザー投稿がフィードで広く表示される
- いいね、共有、再投稿、ランキングなどで投稿が増幅される
- 他ユーザーの投稿を発見する導線がある
- ゲーム内コミュニティ、動画、画像、コメントが多数のユーザーに見える
- 13歳未満ではその機能を無効化しているが、13歳以上では提供している
注意点
「うちはSNSではない」と言えるかどうかではなく、Appleが説明する機能要件に照らして見る必要がある。特に、学習、創作、ゲーム、動画、掲示板、ライブ配信、コミュニティ機能を持つアプリは、カテゴリ名より機能を先に確認したい。
2026年7月と9月の締切感
開発者にとって重要なのは、7月と9月の2段階だ。Apple Developer Newsは、2026年7月から年齢レーティング質問票が更新され、アプリやゲームにソーシャルメディア機能が含まれるかを示せるようになると説明している。
さらに、2026年9月からは、新しいバージョンやアップデートをApp Storeに提出する場合、または代替アプリマーケットプレイスで配布するためのnotarizationを行う場合に、ソーシャルメディア機能の有無を示す必要がある予定だ。
根拠
この期限は、Apple Developer NewsのTime Allowances記事に明記されている。7月は質問票更新、9月は提出時の申告必須化という読み方になる。具体的なApp Store Connect画面や質問項目の日本語表記は、実際の更新後に確かめたい。
確認項目
9月以降に提出予定があるアプリチームは、いまのうちに次の棚卸しをしておきたい。
| 確認対象 | 見る理由 |
|---|---|
| 年齢レーティング質問票 | 7月更新後にSocial Media機能の申告が増えるため |
| App Store Connectカテゴリ | Games/EntertainmentのTime Allowance分類に関係するため |
| UGCやフィード機能 | Social Media判定がカテゴリ名ではなく機能ベースのため |
| 13歳未満向けの機能制御 | Social Media機能を無効化する場合の説明に関係するため |
| Declared Age Range API | 13歳未満には無効化する選択肢で、少なくとも年齢範囲の確認が必要とされるため |
| 代替アプリマーケットプレイス向けnotarization | App Store外配布でも申告が関係するため |
13歳未満とソーシャル機能で注意する分岐
ソーシャル機能は単純な有無だけでなく、年齢ごとの提供範囲と申告内容の一致が判断材料になります。
Social Media機能があるアプリでは、13歳未満への扱いが分岐点になる。Apple Developer Newsは、ソーシャルメディア機能ありと申告した場合、そのアプリやゲームはSocial MediaのTime Allowanceカテゴリに入り、最低13+の年齢レーティングを受けると説明している。
Social Media機能ありなら最低13+になり得る
ソーシャル機能を全年齢に提供しているアプリは、Time Allowancesと年齢レーティングの両方で影響を受ける可能性がある。特に、これまでゲームやエンタメとしてカテゴリ設定していたが、実態としてユーザー投稿のフィードや拡散機能を持つアプリは、説明と実装を合わせる必要がある。
根拠
Apple Developer Newsは、ソーシャルメディア機能ありと示した場合、Social Mediaカテゴリに入り、最低13+の年齢レーティングを受けると説明している。これは、子どものTime AllowancesでSocial Mediaとして扱われるかどうかにも関わる。
注意点
ただし、最終的な年齢レーティングは質問票全体の回答で決まる。Social Media機能だけを見てすべてを断定するのではなく、暴力表現、成人向け内容、チャット、位置情報、ユーザー生成コンテンツ、購入要素など、質問票全体との整合性を確認したい。
13歳未満で無効化する場合の追加確認
Apple Developer Newsは、ソーシャルメディア機能があるが13歳未満では無効化している場合、そのユーザーについてはSocial MediaのTime Allowanceカテゴリに含まれないと説明している。ただし、その場合でも少なくともDeclared Age Range APIで年齢範囲を確認することが求められる。
この分岐は、単に「13歳未満には見せません」と書くだけでは足りない。アプリ内で年齢範囲をどう取得し、どの機能を止め、13歳になった後や地域差をどう扱うかを設計として説明できる必要がある。
条件
| 分岐 | Time Allowance分類 | 年齢レーティングへの影響 | 開発者が見ること |
|---|---|---|---|
| Social Media機能あり | Social Mediaに分類 | 最低13+の説明あり | フィード、UGC、拡散機能、質問票 |
| 13歳未満ではSocial Media機能を無効化 | 13歳未満ユーザーではSocial Mediaに含まれない説明あり | 質問票全体で判断され、13+未満になる可能性もある | Declared Age Range API、機能フラグ、年齢別UI |
| Games/Entertainmentカテゴリにも該当 | GamesまたはEntertainmentにも分類され得る | Social Media以外の回答も影響 | プライマリ/セカンダリカテゴリ |
下振れ
13歳未満向けに無効化していると言いながら、実装上は投稿閲覧、コメント、共有、外部プロフィール閲覧などが残っていると、申告と実態がずれる。App Store Connect担当、iOS担当、サーバー担当、法務/ポリシー担当で、機能棚卸しを同じ表で見たほうがよい。
保護者と開発者のチェックリスト
子どもが自分用のApple Accountを使っているか、Family SharingとScreen Timeの設定が整っているかを見る。
App Limits、Downtime、Always Allowed、Communication Limitsの現在の状態を確認する。
子どもがよく使うアプリが、Games、Entertainment、Social Mediaに近いかを把握する。
App Store Connectのプライマリカテゴリとセカンダリカテゴリが、実際のアプリ内容と合っているかを見る。
ユーザー投稿、共有、コミュニケーション、UGCの扱いを年齢レーティング質問票と合わせて確認する。
2026年9月以降のアップデート提出予定がある場合、質問票更新後の申告作業を前倒しで整理する。
確認日: 2026年6月9日 JST。家庭側は現在の設定、開発者側はApp Store Connectの申告内容を先に見ると整理しやすくなります。
Time Allowancesは、家庭側とアプリ提供側で確認する場所が違う。ここでは、秋の正式提供前にできることと、7月/9月のApp Store Connect更新に向けてできることを分ける。
保護者向けチェック
保護者は、Time Allowancesの画面が出る前に、今のScreen TimeとChild Accountの状態を確認しておくとよい。新機能の設定は正式リリース後で十分だが、土台が整っていないと、更新後に何が変わったのか判断しにくい。
確認項目
- 子どもが自分用のApple Accountを使っているか
- Family Sharingで保護者が管理できる状態か
- Screen Timeが有効か
- Screen Timeパスコードを保護者が管理しているか
- Downtime、App Limits、Always Allowedの設定を把握しているか
- Communication LimitsやCommunication Safetyの現在の設定を把握しているか
- App Storeの年齢制限、購入承認、コンテンツ制限を家庭の方針に合わせているか
- 子どもの端末がiOS 27、iPadOS 27、macOS 27へ更新できる見込みか
注意点
Time Allowancesは、子どもの生活リズムや家庭ごとの考え方に関わる機能だ。Appleが用意する年齢別の目安は出発点であって、家庭のルールそのものではない。公式機能を使いながら、学校、睡眠、連絡手段、学習、ゲーム、創作活動をどう分けるかを家族で話すほうが実用的だ。
開発者向けチェック
開発者は、App Store Connectのカテゴリと年齢レーティング質問票、アプリ内のソーシャル機能を横断して見る必要がある。特に、子どもやティーンが使う可能性があるアプリは、9月の提出直前に慌てないよう、7月の質問票更新時点で一度確認しておきたい。
確認項目
- App Store Connectのプライマリカテゴリ
- App Store Connectのセカンダリカテゴリ
- EntertainmentまたはGamesに該当するか
- ユーザー生成コンテンツを広く見せるフィードや発見機能があるか
- いいね、再投稿、共有、コメント、ランキングなど、投稿を増幅する機能があるか
- Social Media機能を13歳未満で無効化しているか
- 無効化している場合、Declared Age Range APIで年齢範囲を確認する実装があるか
- 2026年9月以降に新バージョン、アップデート、代替マーケットプレイス向けnotarizationを予定しているか
- App Store Connect担当、クライアント担当、サーバー担当、法務/ポリシー担当で同じ前提を共有しているか
上振れ
早めに棚卸しできれば、カテゴリ変更や年齢レーティング回答だけでなく、アプリ内の年齢分岐、サーバー側の機能制御、ヘルプページ、保護者向け説明までまとめて整えられる。これは審査対応だけでなく、子ども向け体験の信頼性にもつながる。
公式情報でまだ確認待ちの点
iOS 27、iPadOS 27、macOS 27の正式版で、設定場所と操作手順を確認する。
Time Allowances、Schedules、Ask to Browseが日本語UIでどう表示されるかを見る。
子ども用アカウントの年齢条件、国や地域ごとの補足、学校管理端末での扱いを確認する。
App Limits、Downtime、Schedules、Time Allowancesが重なった場合の扱いを実機で見る。
App Store Connectの年齢レーティング質問票が更新された後、実際の項目名と選択肢を確認する。
正式リリース前に断定しすぎず、Support更新、Developer News、App Store Connect上の実際の質問で確かめる余地を残します。
今回の発表は具体的だが、正式リリース前に残る確認点も多い。ここを未確認のまま断定しないことが大切だ。
画面手順と日本語表示
Apple Newsroomには機能の説明とスクリーンショットがあるが、実際の設定手順、地域別の表示、日本語UI、管理できる細かな単位は、正式提供後のSupport更新と実機で確かめたい。
確認項目
- iOS 27、iPadOS 27、macOS 27の正式版での設定場所
- 日本語表示でのTime Allowances、Schedules、Ask to Browseの名称
- 子ども用アカウントの年齢条件と国/地域差
- 既存のApp LimitsやDowntimeとの優先順位
- MDMや学校管理端末での扱い
App Store Connect質問票の最終形
Apple Developer Newsは7月の質問票更新と9月の申告必須化を説明しているが、質問票の具体的な文言や、既存アプリへの案内、国や地域ごとの補足は更新後に見ることになる。
注意点
開発者向けには、噂やスクリーンショットよりも、App Store Connect上の実際の質問、Apple Developer News、Developer Documentation、App Review Guidelinesの更新を優先したい。AAPL Watchでは、Appleの公式発表や開発者資料を追う前提を<a href="https://aapl-watch.blog.mo-gmo.com/source-checks/">資料・確認ログ</a>にもまとめている。
次に読むなら
参照した主な情報源
- Apple Newsroom: Apple previews new child safety features
https://www.apple.com/newsroom/2026/06/apple-previews-new-child-safety-features/
- Apple Developer News: Introducing Time Allowances
https://developer.apple.com/news/?id=0d2gpmml
- Apple Child Safety
https://www.apple.com/child-safety/
- Apple Support: Use Screen Time to manage your child's iPhone or iPad
https://support.apple.com/108806
- Apple Support: Use parental controls to manage your child's iPhone or iPad
https://support.apple.com/en-us/HT201304
- Apple Support: How to create an Apple Account for your child
https://support.apple.com/en-us/102617
